現職の責任として費用弁償を今期限りで廃止すべき

議員が会議(本会議や委員会)に出席する度に支給される、日額2,000円の費用弁償(いわば、議員のお小遣い)を廃止するために条例を改正したい!!

私はまだ自分が議員になる以前からこの、「費用弁償という既得権」は廃止すべきと考え、一貫して廃止に向けた取り組みを継続しています。

4年前に費用弁償の廃止を公約として掲げた候補者は他にはいませんでしたが、今では費用弁償の廃止に賛同して下さる議員も以前に比べて増えました。
そして、私たちは費用弁償廃止を廃止するために議案を提出しました。

3月22日の本会議で全ての目黒区議会議員の賛否態度が明らかになります!!

私、白川愛の4年前の選挙公報より一部抜粋

費用弁償については過去のブログでもご報告したとおりですが、簡単におさらいです。

聞きなれない言葉。「費用弁償とは?」

「費用弁償」は【地方議会の議員が議会、委員会などに出席したときに自治体が支払う旅費。金額は条例で定める】ものとされています。目黒区の場合は条例で1日2,000円と定められています。https://aishirakawa.tokyo/blog/4956

これまでの廃止に向けての動き

費用弁償に関しては、私は議員になり、すぐさま費用弁償の廃止を検討して欲しいと議会に提案をしてまいりましたが、当時は区民にも非公開、議事録も残さない「議会運営事項検討会」で議会多数派に「廃止に向けた議論も検討も必要なし」(Cランク)とされていました。

              左からA・B・Cの順


結論から言うと、目黒区議会では費用弁償は廃止までには至らず


色々あった・・・これまでの攻防の数々

私は、税金の使途に関する事を非公開の場(検討会)で議員が議論するのはおかしいと考え、区民が傍聴できる正式な委員会(議会運営委員会)で議論すべきであると主張し続けたことにより、多数派からの嫌がらせにより白川は会議から締め出され、私だけ会議資料の配布も禁止されました。https://aishirakawa.tokyo/blog/4992

その後も諦めず1年以上にわたり、情報公開請求→開示拒否→審査請求とコツコツと議会多数派と闘ってきた結果、この目黒区議会の暗黒議会運営が相次いでメディアで取り上げたことで、一時は空中分解寸前まで追い込まれた検討会は費用弁償についての議論すらできなくなりました。
https://aishirakawa.tokyo/blog/5137

令和2年には区民から、費用弁償の廃止、凍結を求める陳情が提出され、コロナ禍で一段と経済的にも国民生活が厳しくなってきているなか、国会でも議員歳費削減の動きがありました。国政政党に所属している議員たちは目黒区議会でも費用弁償の廃止について議論しない訳にはいかないと思い直したのでしょう。www.city.meguro.tokyo.jp/kugikai/seigan_chinjyo/02tinnjou.files/tinnjou02-06.pdf

本来であれば、区民からの陳情なのですから議会運営委員会の場で議論すれば足りるのですが、そこはあくまでも検討会に拘る多数派 ①費用弁償の廃止について 議論する場合は議事録も残し、区民にも検討会の傍聴を認めると譲歩し、議論を再開するために、検討会も再開したのでありました。
https://aishirakawa.tokyo/blog/5280

しかし、2年間の支給凍結に至ったことは大きな前進ではありました。あれだけ廃止の議論すら必要ない!!と言っていた議会の多数派が凍結に賛同したのですから素直にこの結論は評価すべきです。

しかしながら、この決論は来期(改選後新しく議員に選挙で選ばれた議員に費用弁償の扱いを任せることになる)に結論を先送りにしただけという見方もできます。

決論を先送りにすることの無責任さ

以下、私の本会議での質問の一部です。

私の懸念はこれまで議論してきた議会として結論を先送りにすることは無責任なのではないか?というものです。委員長が答弁しているように、「このまま何もしなければ、当然、費用弁償の支給停止は4月30日までで終わり5月1日から支給が再開されることになります」ただ、先(令和5年5月1日以降)の事は何も約束はできません。ということです。

この質問の後、私は「来期に議論するという結論になったときは、議論中に費用弁償の凍結が継続されることを議会運営委員会の申合せ事項などに明記する必要がある」ことを訴えましたが、その提案は聞き入れられませんでした。
私は、現職の区議として新たに議員になった方たちに、その取扱いを任せようとすること自体に無責任さを感じます

私は、この4年間、区民の皆様から議席をお預かりしたものの一人として費用弁償の廃止に賛同してくれる他の議員と共に「目黒区議会の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例」を議員提案させて頂きました。

本当に必要なのか?

皆さんは、どう思われますか?目黒区民の皆さんの収めた税金が、議員が本会議や委員会に出席するだけで一律支給される日額2,000円、いわば議員に対するお小遣いとして支給されることに賛成ですか?それとも早急に廃止すべきだと思いますか?

私の調査当時、まだ費用弁償を支給していた江東区議会ではこの度、廃止を決定したとのこと。

各議員の賛否態度の表明は3月22日の本会議で行われます。その様子は皆様にもライブ中継でご視聴頂けます。
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kugikai/dvl-meguro.html
ぜひ、あなたの応援している議員がこの件に関してどう考えているのか?
この機会に確認してみて下さい。

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