目黒区のHP更新ルールはどうなっているのでしょうか?

そんな事を考えさせられる事案がありました。

「区政の透明性向上のための3制度」の運用状況の公表ページ

更新日:2022年6月15日

調査結果(現在、公益通報者保護委員が調査中)のまま。
2022/06/22に委員会報告され、委員会終了後にHPにも掲載するとされたはずの調査結果が未だに区民に公開されていないのはどういった理由からなのか?

通報があり、調査したのなら、その調査結果も、区が取った対応(改善策)も含め速やかに公開し、今後の透明性の高い区政を着実に推進するための記録として、区民にお示しするのが筋ではないでしょうか?

そのように私は思いましたので所管課に問い合わせをしてみました。

回答は「HPを更新するのを忘れていました。」とのこと。

本来は、HPの更新タイミングは委員会報告終了直後にという運用がなされていることも申し添えておきます。しかしながら、私の記憶では区のHPのどこかで結果を見た記憶があるので、どこか他のページに記載しているのか?も合わせて確認してみました。

回答は「確かに一度HPの別のページに調査結果を載せていたことはあったが、R5-3月31日で掲載期限が切れていた。」とのこと。

また所管課の認識ではめぐろ区報の7月15日号に掲載したのでと繰り返す。(区報で公表したからもういいでしょ。というニュアンス)
そこで白川も7月15日号の区報紙面を確認させて頂きました。

確かに掲載はされてはおりました。

調査結果も区の対応も。しかし、区の対応に記載されている「委員からの意見を踏まえ」の肝心な「委員からの意見」がどこにも掲載されていないのは情報として十分と言えるのでしょうか?

私は当該制度を所管する委員会での報告内容を見て、この公益通報事案の肝は、むしろ第三者である公益通報保護委員(弁護士)が意見として指摘している内容であると考えます。

調査では、係長クラスの職員の職務上における倫理意識の欠如が疑われ。
違反とまでは断定されていないまでも、長年にわたって問題を放置していたことを指摘され、倫理意識とコンプライアンスの欠如が疑われている目黒区行政。

この第三者の意見という指摘を真摯に受け止めて改善を図ることこそがこの組織に緊張感をもたら特効薬になるのではないでしょうか?その肝心な指摘は確かに目黒区行政にとっては耳障りの良いものではないでしょうが、それを区民に公表することは区民からの信頼回復の1歩であると考えます。
重要なのは現在の目黒区行政全体に蔓延る自浄作用が働かないコンプライアンス意識の低さを早急に改善することなのですから。

1度や2度の基本的な内容の研修を実施するよりも日常業務の一つ一つを丁寧に行うことの方が重要だと思います。私が目黒区行政に必要なのは組織としての緊張感と想像力と申し上げるのはこういうことが多発しているからです。

今後も調査結果が区のHPで全て公表される保証はないので、こちらで記録として残す必要を感じましたので、私のブログに掲載いたします。

この件については過去のブログにも記載していますのでご興味ある方はご一読下さいませ。
https://aishirakawa.tokyo/blog/5414
https://aishirakawa.tokyo/blog/5432

5月1日追記:
このブログを公開した2023年4月28日当日、目黒区のホームページの該当ページが更新され、『 委員による調査・事情聴取の結果、違反などの事実までは認められないとの見解が示された。』との 調査結果が公表されました。

2022年6月15日から実に10か月後の出来事です。


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