ここが変だよ、目黒区議会 パート2

昨年2019年8月21日のブログでもお伝えしました「なぜ、目黒区議会は開かれた議会にならないのか?」

今年もまた、区民への情報公開が進んでいない目黒区議会の現状を引き続きお伝えしたいと思います。

そもそも私、白川愛は区民の血税で運営されている役所の政策情報は「原則公開・例外非公開」であるはずだと信じています。

ましてや自分たちが住んでいる地方自治体の動向は、私たちの暮らしぶりに直結してきます。それは議会の在り方でも同様です。議会運営・議会改革についても区民に対してはできる限りの透明性・公開性を担保するのは当たり前のことだと思っています。

議会運営・議会改革、改善について検討する会議を非公開にするときには、秘密にする以外の方法では守れない利益が実存する理由を明確にしなければ、区民の納得は得られないと考えています。
検討されている事項の中には議事手続(審議や委員会、運営の仕方)の改革など住民の関心を惹かないようなものも多く含まれている一方で議員の報酬や費用弁償の扱いなど、区民の関心が高い事項も同時にまた含まれています。

「議会って何をしているのか、よくわからない」この様な率直なご意見を区民の方から多く頂きます。よくわからない議会は区民にとっては遠い存在であり、そう思われていること自体、議会が信頼されない原因の一つになっていると私は考えています。

この様な基本的な情報公開の在り方への考えのもと、議会運営委員会と同一メンバーで構成されるこの任意の会議体(正式名称:議会運営事項検討会)の設置自体を疑問視している私は設置の目的を明らかにすること、その必要性等を積極的に情報公開を進めようとした結果、昨年8月末にこの任意の会議体への傍聴を禁止されました。

その辺りのいきさつは過去のブログに記載しています。
→ 2019年9月1日のブログ

非公開会議の資料をブログに公開したことが非公開会議のルールを違反したということで、それ以来資料の配布も私だけして頂けない状況が続いておりますが、昨日の議会運営委員会で今期もまた引き続きこの非公開の任意の会議体が改めて新座長(自民党・おのせ康裕議員)新副座長(公明党・武藤まさひろ議員)という新体制の元、継続して設置されることが確認されました。

議事録も残り、公開されている議会運営委員会と同じメンバーで構成される議事録なし、非公開の任意の会議体の資料一つとってみても「一字一句同じ内容の資料が会議によって公開非公開が異なる」ということ自体が不合理だとは感じますが、他の東京23区はどうなのか?

前々からこの様な非公開の任意の会議体は他の区にも設置されているのか?

またどのような運用をされているのか気になっておりましたので、実際どうなっているのか23区で調査してみました。

区民への公開はしていないの?
議事録は残さないのが普通なの?
議員の傍聴も制限することってあるの? 

表: 

この様に一覧表にしてみることでわかったこと。

任意の会議体自体を設置している区は7区あるものの議員の傍聴まで制限し、なおかつ議事録すら残していないのは23区広しといえども目黒区だけです。いかに目黒区議会が設置している任意の会議体がブラックボックス化しているかが一目瞭然となった訳です。

次回の検討会では今期も設置されたこの任意の会議体(正式名称:議会運営事項検討会)の新ルールが確定するようです。(設置することだけ先に決めてルール決めはこれから?)

この会議体設置自体には異論は無いものの、私以外にも会議の公開そのものを求める会派(共産党)が他にもあったことは目黒区議会の透明性、議会運営の改革実現への大きな前進だとたいへん嬉しく思っております。

次回のブログでは実際にこの検討会が設置されてから約1年、何が検討されどう変わったの?これから何を検討するの? 等に触れたいと思っています。

目黒区の議会もっとオープンにしてよ。に、ご賛同頂ける方はぜひご自身のSNS等で、シェアして頂けたら幸いです。あなたのシェアが明日の目黒区を変えられる!!と信じて。私も引き続き議会活動そして議会改革にも注力してまいります。

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