参議院議員選挙の投開票日翌日から自民・国民・立憲の国政政党所属議員はお小遣いもらって海外視察
【 目黒区議会の韓国・中国への議員派遣議案について 】
今年もまた目黒区議会海外視察のシーズンがやってまいりました。
2024年の6月にも私は
『区議1名の1泊2日の韓国旅行に11万は高すぎる!!』というブログを更新し反対の理由をお伝えしました。
https://aishirakawa.tokyo/blog/5994
これまでの経緯ふまえ簡単におさらい
事の発端は目黒区・大韓民国ソウル特別市チュンナング・中国北京市東城区との友好都市提携にあります。https://aishirakawa.tokyo/blog/4638
昨年(2024年)の私からの指摘事項
【議員派遣の目的が薄い】
令和元年時点で「今後の事業計画がない」というお粗末な目黒区議会の現状は令和6年になっても未だ変わることなく、今後の展開、展望、目的がはっきりと定まっていない。
今年も三区間の青少年によるバドミントンの試合が行われるタイミングに合わせて交流事業を視察しに行こうという相も変わらずの内容での議員派遣を行うこと。
【高すぎる宿泊代】
1泊あたりの宿泊料の金額が『国家公務員等の旅費に関する法律』で定められている範囲を逸脱していることです。
本来であればこの規定に沿って1泊あたりの宿泊費を¥17,200に収めるべきだが、目黒区議会では上限金額を大幅に超え、内閣総理大臣並みの1泊¥26,200のホテルに宿泊することを熟考した痕跡もないまま許していること。
詳細は当時のブログをご参照下さい
https://aishirakawa.tokyo/blog/5994
以上の理由から、昨年の定例会では韓国ソウルへの議員派遣の議案に反対をしたのですが、今年もまた、中華人民共和国北京市東城区へ目黒区の事業である三区間交流事業を視察するために区議会議員が派遣されることが賛成議員多数により決定。(反対したのは白川と共産党)
今年も引き続き議員の海外派遣には反対。
その理由は。
今年(2025年)は昨年度も指摘した派遣の目的の薄さ(改善されていない)に加え、視察報告書の情報公開の在り方に疑問を抱いているため今回も区議会議員の海外視察には反対致しました。
今年(2025年)の私からの指摘事項
【引き続き議員派遣の意義、目的、内容が不明瞭】
友好都市協定に基づいて、青少年の文化スポーツ交流事業を行っているのはあくまでも目黒区行政であって、議会ではない。
目黒区では毎年何千という事業を行っているがその全ての事業を視察するために議会が議員を派遣している事実は無い。しかしながら、なぜかこの海外渡航を伴う三区間交流事業に関しては毎年議員を視察派遣している。その必要性について納得ができる説明がない。
議員を海外に派遣し事業を視察し、または他国の議会や議員と交流をした結果をどの様に目黒の区民の利益に繋げていこうとしているのか?
区民に対してその成果をどのように還元するのかが全くわからない。
【視察の報告書が区民にも議員にも公開されていない】
区民からお預かりしている税金を使って海外に視察に行くならば、視察内容をまとめた報告書は、区民がいつでも見たい時に閲覧できる場所に公開しておくのが当然だと考えるが、区民や派遣されていない議員(私)が報告書を読みたくても情報公開請求をしないと入手できないというのは甚だおかしい。
(情報公開請求で入手した報告書については、近日中にブログと共に私のHPで区民の方々にも情報公開をさせて頂きます)

派遣議員は自民党議員3名、国民民主党議員1名、立憲民主党議員1名の計5名。(5人中3人が自民会派。参加会派に偏りがある場合は同一会派から2名以上が参加する場合には政務活動費を充てることも検討すべきではないか?と質問をしましたが、そのつもりはないとキッパリ!!)
下記は案として議会運営委員会に提出された資料。
議案には記載されていない工程案や費用の概算が記載されているので参考まで。

私の指摘により改善されたと評価できる点
令和7年4月には、国家公務員等の旅費制度の改正が行われた。これまでの宿泊費定額支給から、上限付き実費支給に変更になり中国北京での一泊あたりの宿泊費の上限は¥19,000となった。

昨年のように一泊あたりの宿泊料の金額が『国家公務員等の旅費に関する法律』で定められている範囲を逸脱せずに上限金額の範囲内で納められている点。
すっぽん🐢心の声:当たり前のことが指摘されてようやくできるようになる人たち。
草の根の交流を強調するのであれば、日当まで支給しなきゃいけない議員を沢山派遣する予算で中学生の参加人数を増やしてあげた方がよほど目的(草の根の交流活動)に合致すると思いますがね。
【まとめ】
議員派遣の必要性については、その内容の薄さや、区民への説明責任の点からも「お小遣いを(公務なので宿泊手当が支給される)もらって海外旅行」と区民から揶揄されても致し方がない。
【下記表は参考までに昨年の韓国視察の際に議員に支払われた日当一覧】
今後もこの議員派遣を継続するのであれば、派遣の必要性(目的、意義、成果)を明確にし、報告書についても区民がいつでも閲覧可能な状態で公開すべきと考えます!!
私、白川は今後も区議会の構成員の一人として議会に対して更なる改善を強く求め改善が確認できるまで定点チェックを続けてまいる所存であります。
↓議案に対して議会で質問しました。ノーカット版
前議長(現議会運営委員長)に質問をして、すっぽん🐢の心の声:目黒区議会のことを聞いているのになぜだか東京都の話にすり替える。草の根の活動といいながら、国防上の問題という言葉が出て来ることが既に草の根の活動とは言い難い。議長の判断で報告書の公開・非公開が決められるのなら、2年間も議長職にあったのだから公開すれば良かったのに、2年間何してた?
などなど・・・深堀をした結果、むしろ謎が深まりました。