すっぽん?のつぶやきコーナー

?孤軍奮闘の記録 検討会編

区民にも非公開、議事録も残さない 『議会運営事項検討会』
設置から空中分解まで

時系列

2019年7月11日 議会運営委員会傍聴中に『議会運営事項検討会』という区民にも非公開、議事録も残されない秘密の会議体を設置する計画が進行している事を知った。

そこで私?は、議会運営委員会(委員会条例に基づく公開が原則の会議)と同一メンバーで『区民に非公開の会議』を開くことについての疑問を「日本国憲法ならびに地方自治法に照らし合わせ、どのような法的根拠で運営される会議体なのかを明確にして頂きたい」という内容の公開質問状を議長に提出。

2019年8月8日 公開質問状に対する回答を宮澤議長より得る。

回答の内容から、議会運営事項検討会は議会運営委員会付託事項を再付託するものでは無くあくまでも議会運営委員会の下に任意の会議体として設置されたもので、議会運営委員会と同一の構成としているが正副議長の出席が無い為運営方法は議会運営委員会とは異なると確認。また外部の有識者を招聘しないため私的諮問機関にも当たらないという。

また、「検討会は地方自治法や委員会条例に基づく会議体ではないため、会議公開の原則は適応されず、秘密会の適応もない」事を確認する。

一方で議会内で情報共有することは重要であると判断したため、議員の会議傍聴を認める取り扱いをしているという。(傍聴申請→委員長が許可すれば議員の傍聴は可能)

2019年8月21日 白川愛ブログに「7月11日の検討会資料(案)」を公開。

この7月11日時点では会議の傍聴は議員のみとし外部に公開しないという禁止事項は未決定であり、議員の傍聴に際しては、傍聴申込書を提出し禁止事項は守ること。のみが決定していた。まだ正式に運用ルールすら決定していない段階では区民に公開してはいけないなどどこにも決まりはないが、ブログに検討会の事を書いた事が検討会座長・副座長の逆鱗に触れる。

2019年8月22日「自民党おのせ議員から私が公開質問状という形式を取ったこと、またその回答を私がブログなどで広く区民に対して紹介したことに対して問題がある。」(議事録より)と議会運営委員会で発言があり、「今後の検討会の議題として取り組んでいかなければならない」との問題提起がなされる。
?そんなことまで検討会で話し合うの???(驚き)

2019年8月29日 検討会自民党田島座長、公明党山宮副座長から呼び出しを受け、私がブログに公開している資料を削除するまでは傍聴を禁止すると告げられた。

よって私?はこの日、未確定の禁止事項案によって法の遡及効により傍聴禁止という罰を課されたことになった。

理由は外部に公表してはいけない非公開の検討会の資料は当然公開する事は禁止事項に抵触するため、禁止事項を犯したのでブログを削除するまで傍聴も禁止せざるを得ないという理由であった。

禁止事項が決定される前の資料の公開ではあったものの、その後に禁止事項が議会運営委員会での報告を経て正式に決定されたため、先に公開していた資料を公開原則の議会運営委員会の資料と差し替えた。
これで傍聴を禁止される理由は無くなったはずだ。だがしかし

その後も検討会で話し合った結果、自民党・公明党所属の議員らが白川を傍聴させることに強く反対しているので全会派一致で白川の傍聴が許可されない限りは傍聴禁止は解けないという結論に至った。(事務局より説明を受ける)

2019年9月5日 再度公開質問状を提出。(回答は未だに無し)

2019年9月19日 議会運営検討会傍聴不許可処分の取り消しを求める審決の申請を東京都小池百合子知事に提出、11月1日に審決が受理される。

11月15日 目黒区議会、議会運営委員会にて申請は却下されたとの報告があった。
?超訳すると、自分たちの議会のことは自分たちの議会でやってよという理由で東京都からは却下。

11月25日の検討会の傍聴と資料の配布を求め情報開示請求を行ったが開示拒否の決定がなされる。(1度目の開示拒否)

?2020年になった。

1月7日 検討会正副座長を通じて、ある検討会委員が私のSNSの内容を問題視している。そのある議員から私のSNSの表現の訂正、削除の要望があったことを伝達される。同時に今後は検討会運営上のルールを順守できるかという確認をされた。

私?は、これまでも何度も繰り返し伝えてきたが、『傍聴申込書』に自らが署名をして傍聴が許可された場合は、当然ながら運営ルール(禁止事項)は守ると伝える。しかしながらSNSの表現に関しては個人の自由であり誹謗中傷や嘘などは記載していないため削除するつもりはないと伝える。

その後、再度検討会に持ち帰り検討会メンバーの皆さんと話し合った結果、

「私がSNSに投稿した内容が検討会の内容を記すメモであり、これは検討会の内容を公表したことになる。」と判断される。
私がSNS投稿を削除しないのであれば引き続き傍聴禁止、会議資料の配布もしないとの決定がされたのであった。

?遡及効の後はメモ・・・

検討会の内容を外部に漏らさないというのは検討会の独自ルールであり、検討会のメンバーでもなく、更に資料配布も傍聴も禁止されている私にはそれが検討会の内容を記したメモであったかどうかの判断ができない。「メモが検討会の内容であった」と主張するのであれば、先ずは検討会でその「メモ」が検討会の資料もしくは内容なのかを確認して欲しいと伝える。「メモ」が非公開の検討会の内容であると証明されれば削除に関しても検討すると伝えたが、以降全くこの件に関しては音沙汰がない。

2020年5月、議運委員長、副委員長が交代したため検討会も座長、副座長が変更になった。そして新座長の元、引き続き検討会は継続されることになった。

5月28日 検討会の正副座長が変更になったため、独自ルールの見直しを求め白川他無会派議員1名、共産党、新風が要望書を提出。

2020年6月の議運でルールに『費用弁償や報酬などお金にまつわる検討事項を話し合う際には簡易的な議事を残すこと』が追加された。
?良い兆し。一歩前進。

6月4日 座長も副座長も変わったので、改めて私の傍聴禁止、ならびに会議資料の配布禁止の取り扱いに関して話し合いを行った。この話し合いの場で新座長に就任した自民党おのせ座長から「今から約2年前の自由を守る会代表の上田令子都議がおのせ氏に関して事実誤認のSNS投稿をした。それに対して削除依頼をしたにも関わらず無視された。未だに削除訂正がされていない。」との発言が出る。

?この時初めて私は「座長は検討会とは全く関連の無い極めて個人的な理由により、白川の傍聴禁止に抵抗を示しているのだという事を知ったのであった。

白川の処分に関しては改めて検討会で議題にするとされ検討会で話し合われた結果、自民党、公明党が引き続き白川の傍聴に反対しているため傍聴禁止が継続されることとなった。他の会派は傍聴許可で問題ないとしていたが、全会派一致が原則の為、全ての会派の意見が揃わなかったということで白川の傍聴禁止は解かれなかった。

(1)今も続く傍聴禁止の理由は何か。

(2)資料を一人の議員だけに公開しない理由は何か。

これらは区議会規則のどこにも存在しない。明確な根拠を示してほしい。と文書での回答を昨年から求めているが、それに関しても正式な文書回答は一切ない。

?この1年間私一人だけに検討会の会議資料配布が禁止されていたため議員活動に支障が出始めていた。そこで

8月11日 検討会資料の開示を求め情報公開請求を行う。

8月19日 開示拒否決定がされる。 (2度目の開示拒否)

8月20日 開示拒否の決定は不服であるとし審査請求を行う。

8月29日 読売新聞に「区議の開示請求拒否」という記事が掲載される。
(議会事務局は検討会の方針にかかわらず資料ごとに開示できるか検討し判断すべきだったと私に対する開示拒否決定の対応が不適切だったと認める。)

9月11日 私を含む他無会派の議員に検討会の事前開催連絡は無いまま議長、副議長、検討会メンバーにより話し合いが行われる。この会議の場で、開示請求者の個人情報などが記載された日程表が出席者に配布される。この際、私以外にも報道機関が検討会の資料の情報開示請求を行っていたことも資料に記載してあった。(後に毎日新聞の報道で知る)

9月17日  今まで約1年以上も私の情報公開請求を全て拒否し続けていた目黒区議会が一転して全ての資料を開示するという「開示拒否の処分の取り消し」が決定された。 「条例に照らすと公開せざるを得ない内容だと判断して」と事務局は新聞社の取材にも答えている。
?初めから何度もそう指摘していたではないか・・・

9月20日 読売新聞に「開示請求者名漏えい」という記事が掲載される。9月11の会議資料の取り扱いに関して事務局は取材に答え、報道機関名を区議に漏らしていた事をまたしても不適切だったと認めた。

朝日新聞紙面でも区議会事務局が 情報公開請求者情報を区議に漏らしていた事実が報道された。

9月30日 自民党おのせ議会運営委員会委員長より、「一連の報道や一部議員により疑義が生じた為検討会の再開は困難である」と事実上の解散宣言ともとれる報告がされた。

11月6日 毎日新聞 全国版 社会面に『目黒区議会「裏会議」の怪』が掲載される。
先に読売新聞社、朝日新聞社の報道にあった情報公開請求をしていると社名を議員に漏洩された新聞社(毎日新聞社)がこの経緯に関する詳細な記事を書いたのであった。

毎日新聞の報道に並行して
その日の議会運営委員会で、検討会の座長でもあり、議会運営委員会の委員長でもある自民党おのせ座長・委員長から、「新聞社の報道内容は遺憾であり、記事が誤っている以上、記事に基づいて何か発表されている事があればそこは消去していただきたい」との発言があった。
その委員長発言を受けて公明党の議員からも「委員長の言うように記事の内容が誤りであり、遺憾に思っているのであれば 目黒区議会の名誉の為にもきちんと事実を書いて頂くように新聞社に対して強く抗議すべき」との発言があった。

11月27日 毎日新聞に『目黒区「裏会議」から見えて来る』の記事が掲載される。(即時廃棄された判断過程の記録、自治体の希薄な公文書意識)

12月4日  議会運営委員会において自民党さとう幹事長から先の毎日新聞の記事で裏会議と書かれていることに対して取材を実際に受けた議長や委員長はどうお考えになっているのか?という趣旨の発言があった。それを受けて、同じく自民党おのせ委員長は取材で答えた内容と書かれた記事の内容が違っている。毎日新聞社に対して抗議するにしても一人でできるものではない。取材時の録音をしているので精査する機会が必要。そのためにも議会運営委員会で議論する必要がある。との発言があった。

すっぽんまとめ

なぜ、「裏会議」などという表現をされてしまったのか?

それは「表があるから裏がある。」というシンプルな構図なのだと思います。

区民に公開され議事録も残される会議がある(表の会議)にも関わらず、区民に非公開で議事録も残さない会議体(裏の会議)をわざわざ作ってしまったからなのではないでしょうか。
シンプルにそれだけの事だと思います。

取材に対して答えた内容と記事になった内容が違うなどという、既に出されてしまった記事に対してどう対処するのかを議会を巻き込んで わざわざ 議論する必要があるのでしょうか?
そもそも委員長は事前に議会に対して取材に応じる事の確認は取っていたのでしょうか?(少なくとも無会派のすっぽんには何の情報も入ってきていませんでした。)
委員長は自らの責任において報道機関の取材に答えた訳で、 取材に答えた自らの責任で新聞社に対して抗議するなり個人的に対処すれば足りる問題だと思います。(新聞社に抗議すべきだと思っている自民党と公明党だけですればすれば良いと思う。 )
まったく?私には理解ができません(今回は?私以外にも議会運営委員会に参加発言が許されている共産党や新風の議員からも「そんなことする意味あるの?」と委員長に対して質問していました。)
時系列を改めて読み返し、委員長の極めて個人的な理由により一無会派議員に対していじめともとれる処遇を議会を巻き込んで一年以上にわたり続けてきたことで招いた混乱なのですからその責任を取るのは委員長としての務めでしょう。

委員長は年明けにまた議会運営委員会でこの件を話し合いたいそうです。

何だかまだ2020年中には終わらない様子ですね・・・
これだけシンプルな事を複雑化させて時間を浪費する。
こんなことしてるから区民に公開するのが恥ずかしかっただけなのでは?
と思えてくるような内容ですが、何はともあれ2020年中にこの区民に非公開の
裏会議が事実上の解散をしたことは目黒区議会にとっては議会改革が1歩進んだと私は思っています。

議会の改革を進める話し合いも区民にも公開された場で議論されるべきです。

この戦いの記録を見るとなぜ故私が「めぐろのすっぽん」と呼ばれるようになったのかがお分かりいただけたのではないでしょうか?そうなんです。とにかく諦めないんです私。一度噛みついたら雷が鳴っても離さないと言われる「すっぽん」を連想させるのでしょう・・・
学校でのいじめ問題や職場でのパワハラ等。不当な扱いを受けている人がいたら、とにかくその時は本当に一人ぼっちで辛いでしょうが、いじめられるのは貴方が悪いからではありません。いじめる側はそう貴方に思いこませるように仕組んできます。でもそれはその時点で本筋から既にそれてしまっているのです。

どんなに理不尽なことをされようとも、言われようとも弱気にならないで下さい。 先ずはそういう状況に自分が陥っているな?と感じたら記録を取って下さい。 どんな些細な事でも良いのです。その日の事をメモするようにして下さい。

私たち地域政党自由を守る会に所属する議員は同調圧力が大嫌いです。でも、それと同じぐらい弱い立場の人をいじめる組織や人が許せないと思う地方議員集団です。その記録を持って私たち自由を守る会の都議や区議にお気軽にご相談下さい。

諦めずにいればきっと状況は変わります。そう?は信じて来年も頑張ります^^

最後までお読み下さった皆様ありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA