子どもの命に責任をもてるのか

本日。4月6日地域政党自由を守る会、目黒支部長白川愛は青木英二目黒区長並びに、目黒区教育長に下記要望書に記載された4点に渡る要望をお伝えしてまいりました。

【子どもの命に責任をもてるのか】

目黒区では、節目の式典である入学式、卒業式を子どもたちの教育にとってたいへん重要であると位置付けており、児童生徒が帰属意識を持つこと。そして、クラスメイトや担任との関係構築の為にも教育的観点から入学式を延期する事はしなかったというのが、入学式決行の理由だとも伺いました。

事態が収束して全員が安心して登校できるようになってからでも入学式はできるわけで、必ずしも4月の入学式こだわる必要性があるのか?
この点に関して私を含める自由を守る会所属議員と目黒区の考え方に違いがあることもはっきりとしました。
この機を逃したらいつ入学式ができるか判らないという側面もあったという事は理解できます。何しろ未知のウィルスです、拡大から収束までどのような道をたどり、いつ収束するのか、それは5月なのか?6月なのか?9月になるのか?
それが判らないからこそ緊急事態宣言が出される前に入学式が行えるギリギリの決断であったということなのでしょう。(あくまでも入学式を執り行う事が前提の考えに立てばそうなるのはわかります)

この時期に多くの保護者が不安を抱えながらも学校の決定に従い参加し、また苦渋の判断で欠席した児童生徒もいるという事実からも、延期しないとした判断は完全に今、守らなくてはいけないものを見誤った判断であったと私は思っています。
これだけ世界中で未知のウィルスの危険性をお互いが伝え合い、世界中の人々が大切な家族、友人を守ろうと外出自粛を呼び掛けている最中に、多くの不安とリスクを負わせてでも
しなくてはいけなかった入学式とはそんなにも子どもたちの教育に必要なものなのでしょうか。残念ながら私はこの考え方を支持できません。

政府の緊急事態宣言が明日にでも出されようとしている、4月6日に入学式をあえて行う必要性があったと考えているのだから、それを区長や教育長は自らの言葉で区民に説明するべきだとも思っています。


「学校が決めた事だから心配で行きたくなかったけれど、しょうがなく子どもの為に行く。」
「本当は延期して欲しかったけれど、みんな揃って入学式参加させてあげたかったけど、週末家族で何度も話し合って行かないことにした。」

こんな思いまでさせて、不安で押しつ潰されそうになっている区民の思いに区長も真摯にご自分の言葉で答えるべきです。


万が一、入学式に参加した児童生徒の中で感染が広がったら、軽症ではなく重症化してしまったら、生死の狭間をさまよう様な事態になったら、青木区長は責任取れるのですか?
そんなもの取れるはずもありません。

そうであるならば、なぜ一言、学校の対応に不安な保護者に向けて入学式を欠席するかしないかはご家庭の判断を尊重するということをきちんと伝えることもしなかったのでしょうか。
花見の自粛を要請するビデオメッセージでは「皆様方お一人おひとりの勇気ある判断だけがたよりです」と訴えていた青木区長。私たち区民はあなたの言葉に従って、勇気ある判断をしました。今度は区長が私たち区民お願いに応えて勇気をもって判断する番です!! 


【子どもの命を守る自由を守るために】

この件に関して、私たち自由を守る会所属の議員は全員が「もう、こうなったら最後に子ども達を守れるのは私たち親しかいない。」子どもの安全と命を最優先にという共通認識の元で今回のアクションを起こしました。
無論、区長や教育長の考えを改めて頂き、入学式を延期し、全員が安心して参加できる時期に桜は咲いていなくても、紅葉のもみじの下でも行う決定をさせられたらそれに越した事はありませんでした。最後の最後、今朝までずっと彼らの決定が覆る可能性を信じて伝えて来ました。しかしながらそれが叶わなかったと知った時、私たちは

「行かない」と判断されたご家庭

「行く」と判断されたご家庭

お子さんを最優先に下された判断は、決して間違いではない。
勇気ある決断をした保護者が堂々と胸を張って、お子さんの新しい門出をお祝いできるようにとの思いを込めてハッシュタグ #入学式いかなくてもいいよ と共に
一人じゃないよ、大丈夫という安心感を少しでも伝えたいと思い行動するに及びました。


【地域の声を受けて】

多くのご意見や相談を下さった皆様、ありがとうございました。そして

皆さんの望むような結果に至らなかった私の力不足、本当に申し訳ありません。
今回のことで入学式をやむなく欠席するという判断をした多くのお父様、お母さま方、皆さんの判断は間違っていません。そして出席するという判断をした多くの保護者の方もその判断は間違ってはいません。なぜならどちらの判断もお子さんにとっての最良を考えての各々考え抜いた末の決断だったのですから。ですからご自身が出した答えに決して後ろ向きにならないで下さい。他者と決して比較しないで下さい。

今回の学校長期休校で気づいたこと、学んだことを今後も未来ある子どもたちのため、区政に活かせるよう、行政と粘り強く対話を続けて参ります。

新型コロナウイルス感染症に感染された方が、目黒区内でも日々増えてきております(4月5日現在の累計患者数40名)、今後より一層の警戒が必要な段階です。世界中の人たちが一日も早く状況が終息し、日常生活を取り戻せるように心から願っています。

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