議案第19号 令和7年度⽬⿊区⼀般会計予算に賛成の⽴場から討論を⾏います。

先の予算特別委員会において私からは⼀般会計予算につき以下⼤きく5点におよぶ提案と⾒直しを求める総括質疑を⾏いました。

1. 国や都との連携と区の政策実施
区は基礎⾃治体として主体的に政策を進めるとともに、国や東京都の施策を活⽤しながら、地域課題解決を図ること、 ただし、国や都の補助⾦を単に活⽤するという視点だけではなく、区が主体的に施策の選択と集中を⾏うべきである、次年度の事業実施においては、「地域課題解決に結びつける視点」から、実施⼿法の⾒直しやフレキシブルな運⽤を求めます。

2. 予算編成と施策の⾒直し
「未来の東京」戦略の「アジャイル」な政策運営を参考に、計画事業の実施⼿法の⾒直しを柔軟に⾏うべき。 9 ⽉の補正予算では中間決算的な対応を導⼊し、未執⾏額の適切な活⽤と新規事業実施の機会創出を提案します。

3. 既存事業から新規事業への予算シフト
目黒区実施計画では「ビルドアンドスクラップ」 の考えを基本に、優先事業の選定を⾏うべき。国や都の補助⾦の有無ではなく、政策の効果を基準にした予算配分の判断が必要。
事務事業評価制度の導⼊と公会計の活⽤の検討を進めると共に、数値化しにくい分野での成果指標の設定を明確にして頂きたいと考えます。

4. 財政運営の課題
「⼀般財源総額を前年度同⽔準で確保する」という慣例的な決着が続いている現状への打開策として、政策実施の成果基準が曖昧にならないよう財政効果をより明確にして頂くことを求めます。

5. 予算の区⺠への説明と情報公開
目黒区の予算内容は区⺠に⼗分に伝わっておらず、説明責任のさらなる強化が必要と考えます。 区報やプレス資料の掲載内容だけでは区⺠向けには不⼗分であり、 歳出の詳細や重点事業の規模感の説明が不⾜していると考えます。 ⺠間のアニュアルレポートのように、 経営トップのメッセージや重点施策を分かりやすく伝える⼿法の導⼊を提案すると共に紙⾯では伝えきれない内容については区⻑の動画配信なども活⽤し、区⺠に向けた積極的な情報発信を求めます。

これら提案と改善に向け真摯にご対応頂けることに期待し、予算案に賛成致します。

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